シンガポール、港湾のエネルギー利用効率向上を目指し、初の蓄電池システムを設置

シンガポール、港湾のエネルギー利用効率向上を目指し、初の蓄電池システムを設置

発電所

シンガポール、7月13日(ロイター) – シンガポールは、世界最大のコンテナ積み替え拠点におけるピーク時の電力消費を管理するため、国内初となる蓄電池エネルギー貯蔵システム(BESS)を設置した。

パシール・パンジャン・ターミナルでのこのプロジェクトは、規制当局であるエネルギー市場庁(EMA)とPSAコーポレーションによる800万ドルのパートナーシップの一環であると、両政府機関は水曜日に共同声明で述べた。

第3四半期に稼働開始予定のBESS(蓄電池エネルギー貯蔵システム)は、クレーンや原動機などの港湾活動や設備をより効率的に稼働させるためのエネルギーを供給する。

このプロジェクトはEnvision Digital社に委託され、同社は蓄電池エネルギー貯蔵システム(BESS)と太陽光発電パネルを含むスマートグリッド管理システムを開発した。

政府機関によると、このプラットフォームは機械学習を用いて、ターミナルのエネルギー需要をリアルタイムで自動的に予測する。

エネルギー消費量の急増が予測される場合はいつでも、BESSユニットが作動してエネルギーを供給し、需要を満たすのを支援すると彼らは付け加えた。

また、この装置はシンガポールの電力網に補助サービスを提供し、収益を生み出すためにも使用できる。

政府機関によると、この装置は港湾運営のエネルギー効率を2.5%向上させ、港湾の二酸化炭素排出量を年間1,000トン(二酸化炭素換算)削減できる。これは、年間約300台の自動車を道路からなくすことに相当するという。

同プロジェクトから得られた知見は、2040年代に完成予定の世界最大の完全自動化ターミナルとなるトゥアス港のエネルギーシステムにも応用される予定だと、彼らは付け加えた。


投稿日時:2022年7月14日